NHKの朝ドラ「虎に翼」に登場する甘味処「竹もと」のモデルとなった実在の店舗についてご紹介します。
「竹もと」は、物語の中で非常に重要なシーンが多く描かれています。
このお店は、ただの甘味処としてではなく、登場人物たちの感情や人間関係が交差する場所として、物語の展開において重要な役割を果たしています。
ドラマファンなら誰もが気になる「竹もと」。そのモデルとなったお店について調べてみました!
ドラマ「虎に翼」に登場する「竹もと」のモデルは?
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士であり、裁判官を務めた三淵嘉子さんをモデルにした感動的なストーリーが描かれた朝ドラです。
物語の中で、主人公の寅子や友達、また最近は航一と一緒に寅子がよく訪れる甘味処「竹もと」が登場します。
ここで食べるあんみつやお団子を食べながら、物語の展開がされていますよね。
この「竹もと」は、東京・神田に実在する甘味処「竹むら」と、銀座の老舗甘味処「銀座若松」をモデルにしてデザインされています。
「竹むら」と「銀座若松」の関係
「竹むら」は、1930年(昭和5年)に創業された老舗甘味処で、東京都千代田区神田須田町に位置しています。
戦災を逃れた木造建築として、今もなおその歴史的な姿を残しているこのお店は、ドラマ「虎に翼」で「竹もと」の外観や内装のモデルとなっています。
1930(昭和5年)に創業「竹むら」🍵
— 真子 (@369edo3) April 5, 2024
NHK連ドラ「虎に翼」1931(昭和6年)~劇中に登場する「竹もと」は昭和初期の甘味処の雰囲気を再現したもの
内装や外観などは現在も残る神田「竹むら」店舗デザイン似⁰神田「竹むら」は三淵嘉子さんが通った明治大学のキャンパス(神田猿楽町)に近い
🌸揚げまんじゅう pic.twitter.com/2zD7C4RAnl
一方、実際に三淵嘉子さんが学生時代に通っていた甘味処は、「銀座若松」です。
創業1894年(明治27年)のこのお店は、あんみつ発祥の地として知られており、当時の学生たちにとって人気の場所でした。
三淵嘉子さんも仲間たちとともに、しばしばこの店であんみつを楽しんでいたとされています。
神田「竹むら」について
『虎に翼』に出てくる甘味処「たけもと」は神田の「竹むら」がモデルだと思われる。私はここのあわぜんざいが大好き!
— ねこサブレ (@necosabre) April 27, 2024
暑くなるこれからはクリームあんみつも美味しい😋
お店の佇まいもとてもすてき pic.twitter.com/xPUysKNNaN
「竹むら」はそのレトロな雰囲気と味わい深いメニューで、数多くの文化人や著名人に親しまれてきました。
特に作家の池波正太郎はこの店の常連で、彼の著書にも登場しています。
店内に入ると、当時のまま残る木造建築や竹と梅模様が彫られた欄干、そして木製の提灯が迎えてくれます。
これらの特徴が、ドラマ「虎に翼」の「竹もと」にも再現されています。
「竹むら」の看板メニューといえば「揚げまんじゅう」です。
中に詰まった甘さ控えめの餡は、一度食べたら忘れられない味です。
また、春から夏にかけてはあんみつや氷しるこ、秋から冬には粟ぜんざいやいそべ巻きなど、季節ごとに楽しめるメニューが豊富です。
ちなみにお団子はメニューにはありませんよ。
住所:東京都千代田区神田須田町1−19
「銀座若松」について
銀座若松
— しゅが (@tou_shitsu) December 30, 2023
クリーム白玉あんみつ
あわぜんざい
今日で一度閉店ということでお伺いしてきました!
元祖あんみつの老舗中の老舗。
寒天がボリュームたっぷりなのに飽きずに食べられるのシンプルにすごい…
移転先決まってないみたいですが、再開お待ちしてます🙏 pic.twitter.com/ibvHPV7fPe
一方、「銀座若松」は、明治時代から続く伝統の甘味処で、1930年(昭和5年)にあんみつを初めて提供したことで知られています。
三淵嘉子さんは学生時代、ここで仲間たちとあんみつを楽しみ、青春を謳歌していました。
ドラマ内で寅子たちがあんみつを楽しんでいるシーンは、まさにこの「銀座若松」でのエピソードを反映しています。
残念ながら、「銀座若松」は2023年12月で現在地での営業を終了しましたが、その味や伝統は今も多くの人々に受け継がれています。
近い将来、新たな場所で営業が再開される可能性があるということで、再びあの懐かしい味が楽しめる日を待ち望んでいるファンも多いでしょう。
閉店 住所:東京都中央区銀座5丁目8−20
まとめ
- 外観のモデルは神田「竹むら」
- 実際に三淵嘉子さんが通っていた甘味処は、「銀座若松」
「虎に翼」に登場する甘味処「竹もと」のモデルとなった「竹むら」と「銀座若松」は、単なるドラマの舞台としてだけでなく、日本の伝統的な甘味を味わえる場所として、とても人気があります。
ドラマの世界観を実際に感じられるこれらの場所を訪れて、寅子たちが味わったであろう青春の味を体験してみてはいかがでしょうか?
銀座若松は既に閉店してしまってますので注意してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。